中学生の時の話。

私はバレー部に属していた。

身長153cmというのは、身長を見ただけでポジションはセッターである。

まぁ、幸い、体も柔らかいし、身軽(ぷ)なのでセッターにはうってつけであったわけですが、一度もレギュラーとして、活躍することなく、万年補欠という哀しい結果で、3年を終えた。


中学時代、野球部のエース「やっちゃん」という長身の男の子が大好きだったふみちゃん。

保育園が一緒で、小学校が別。

またまた、中学校で再会。

保育園の頃の淡い恋心にまた火がついたのは、小学校高学年。

学校対抗の球技大会で見かけた時に、すんごいかっこよくなっているやっちゃんを見て「ぽ」。

小学校に入ってから、こんちゃんという、両思いの男の子がいたにもかかわらず、やっちゃんに「ぽ」なのである。

それから、ずーっと中学生の間中、やっちゃんに「ぽ」は続いた。

万年、補欠のセッターの私。

実はバレー部のキャプテン、ラーメン屋「来々軒」の娘まっちゃんも、やっちゃんの事が好きだった。

実は、鈍感というかなんというか、まわりのみんなは、まっちゃんがやっちゃんの事を好きなのを知っていたのに、私1人がそれを知らなかった。

中学校2年のバレンタイン。

まっちゃんがやっちゃんにチョコをあげて、ちゃんとお返しを貰ったと聞いて、すんごいショックだった。(ふみちゃん、もらえず)

レギュラーで、キャプテンで、やっちゃんのハートもゲット。

なんて神様は不公平なんだってこのとき程思ったことはない。

まぁ、その後2人が付き合ったという話は聞いていないし、やっちゃんと高校は一緒だったので、まっちゃんもお返しもらった止まりなんだろうけど。

まっちゃんと私の友達という絆は、2年のバレンタインのときに切れかかったんだけど、まぁなんとかそのまま3年引退を迎えた。

夏に引退してから、もともと仲の良かった数人で、放課後に友達の家で勉強と称した、おしゃべり大会が催された。

恋の事だったり、音楽の事だったり・・・。

私達の青春時代というのは、BOOWYだったり、ラウドネスだったり・・・。

ロック系の音楽が満載だったような気がする。

レッズとかもそうだよなぁ。


ある日、ふっちゃんの家に数人で上がりこんで、ふっちゃんの両親が共働きなのをいい事に、音楽ガンガンで話こんでいた。

激しいロックの音が流れてきた時に、来々軒の娘、バレー部の元キャプテンのまっちゃんが、一言

「ねぇ、みんなで踊ろう」

と、言った。

今でも覚えているが、この人はなんて恥ずかしい事をこんなにも簡単に口にしてしまうんだろう。

周りのみんなも思いっきりどん引きだった。

そんなこっぱずかしい事ができるかーーーーっ!

そんな周りの空気がわかったのかどうかは覚えていないけど、踊ったこともない、まっちゃんがたこのように、くねくねと踊っていたのを、覚えている。

今でも、たまにお風呂で思い出しては笑ってしまう(根暗)

そして、同時に、こんなに寒い人なら、やっちゃんを譲ってもいいやーって思ったのを覚えている。

そんな私の青春の1ページ。

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